読書メモ:『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長吉/文春文庫)
本棚の隅っこに引っかかっていた、同じ作者の『忌中』という本を読んで、そういえば車谷長吉の作品は昔熱中して読んだよね、と思い出して、なつかしくなって電子書籍で買い直して読んでみた。
たまたま書けたのかもしれないけど(と言ったら作者に失礼か)、やっぱり傑作だよねこの作品は。全編を貫く異様さがハンパない。一度読んだのに、結論を知りたくて次々とページをめくってしまう、というか電子書籍なのでフリックしてしまう、だな。
なんか系統立って読まなきゃ、と肩肘張らずに、ちょっと思いついたモノをダウンロードしてサクっと読めばいいのかも、これからは。
- 作者:車谷 長吉
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版