未読手帖Ⅱ

  ― 読書とお散歩の日々、ときどき仕事。 ―

コンビニでの証明書交付サービス

マイナンバーカードを持っているのでコンビニでの証明書交付サービスを利用できるのだが、その前に利用登録申請を行う必要がある、というのでやってみた。やり方は2とおり。1つはコンビニの端末から操作する方法、もう1つは自分のパソコンからインターネット経由で利用登録申請の専用サイトにアクセスして入力する方法。これにはICカードリーダーがパソコンに接続されていなければならない。ICカードリーダーは昨年の確定申告でセットアップ済みなので、とりあえず自宅のパソコンからやってみることにした。

まず、ICカードリーダーを探し出してパソコンに接続。ちゃんと認識されて問題ないようだ。次に、公的個人認証サービスのJPKI利用者ソフトを起動。ちゃんと立ち上がるが、新しいバージョンがあるというメッセージが表示されるのでバージョンアップすることにした。しかし、提示されたリンク先を見ても更新用のファイルがどこにもない。しょうがないから最新バージョンを上書きインストールしてみたらうまくいった。試しに、自分のマイナンバーカードを読み込ませたら内容が表示されてOK。このとき、パスワードを入力しなければならないが、ここでつまずく人多いんじゃないかな。

そして、もう1つ必要なのは利用者クライアントソフトのブラウザ拡張機能。ダウンロードファイルをダブルクリックしてインストールしようとしても「管理者権限がない」とのことで進まない。これは、元の.exeファイルを右クリックして「管理者として実行」を選択することでうまくいった。ここまでが準備編。

あとは、利用登録申請のサイトで案内に従って情報を入力し、ボタンをクリックしていけばいい。しかし、これしきのことでずいぶん面倒な操作を強いられる。わからないときはいちいちリンク先を見て確認しなければならないし。よほど技術的な知識があるとか、熱意があるとか、面倒くさいのを気にしないとかでないと、完遂できそうもないよな。コンビニの端末からやった方が速そうだ。

利用申請が認められるの5営業日ぐらいかかるそうなので、うまくいったらまた後日編を書くつもり。

読書メモ:『密室の鎮魂歌(岸田るり子/創元推理文庫)』

密室もの。途中まですごく面白く読み進めていたのに、最後の謎解きの章でトーンダウン。いくらなんでもねぇ、という結末だった。まぁ、風呂敷を広げすぎてちょっと畳めなかったという感じがするけど、完全密室ものってどうしても無理があるからこんなものなのかな。でも、なかなかエキゾチックで楽しめました。

密室の鎮魂歌 (創元推理文庫)

密室の鎮魂歌 (創元推理文庫)

ごく私的評価: ★★☆☆☆

日記

仕事Aは無風。淡々と直しを進める。問い合わせの回答が来ないと対応のしようがない。ふだん使っているツールのアップデートがあったので早速インストールした。2019年の9月に「翻訳業務を終了」という記事を書き、しばらく新規事業に専念していたけど、あまりにもパッとしないので、先月あたりからまたぞろ以前の仕事をポツポツと入れつつある。あまり望ましくないけど、足元の資金も大切なので仕方あるまい。

仕事Bの資料が届く。昨年、むかしの知り合いから「中学受験の問題を解いて解説を書いてほしい」という依頼があり、お引き受けして毎月少しずつこなしている。三十年ぶりぐらいに受験問題を解いたけど、全然楽勝でまだまだいけまっせ、という感じ。まぁ、小学六年生が解く問題だから当たり前か。

Primeビデオの『ジャック・アイアン(Jack Ryan)』のシーズン1、2を見終わった。トム・クランシーの小説が原作だけにスケールの大きなストリーでなかなか面白かった。映像が迫力満点でお金かかってそう。さて、次は何を観るかな。

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といった感じで日記を書いてみることにした。このブログも完全にネタ切れで干上がっていたので、少しは賑やかしになるだろう。

年の瀬

今年もあと一週間ほど。年々月日の経つのが早くなっているけど、今年は特に早かったような気がする。ステイホームを強いられて変化のない毎日が続いたからであろうか。

日常としては特に目新しいことなし。新しい仕事を始めているが、まだ成果を挙げられていないのが歯がゆいというか情けない。いまのところは、続けていればそのうち芽が出るさ、とノンビリ構えているが、そろそろお尻に火が付く頃かもしれない。

話は変わって、Kindle Unlimitedを利用してみることにした。Amazonがやっている月1000円で読み放題のヤツ。一か月ほど利用して20冊ほど読んだ感想としては「値段なり」。ロクな本がねぇなぁ、というのが素直な印象だけど、普段なら絶対にお金を出して買わないような本まで気軽に読めるので、そういうところは楽しいかもしれない。有料のWeb立ち読みというか試食ならぬ試読というか。飽きるまでもうしばらく続けてみるつもり。あと、このはてなブログ、Pro(有料版)を使っていたけど、さすがに「書かない」「読む人いない」状態なので、無料版に変更することにした。

特に大きな動きもない年の瀬。社会が大きく変革する流れの中で、自分自身も変えていかなきゃならないんだろうな、ぐらいのことは考えているつもりだけど、はてさて、来年はどうなるんでしょうね。では、よいお年を(って少し早いか。もう一回ぐらい更新したい)。

読書メモ:『盤上の向日葵(中央公論新社/柚月裕子)』

なんかもうテンコ盛りの作品だなぁ、というのが読後の印象。著名な将棋の駒の行方が鍵を握るミステリーで、主人公は異色の将棋指し。若い刑事とベテラン刑事による松本清張風の地道な捜査がベースになっているけど、砂の器風の幼少期の物語が始まったり、突然小池重明調の真剣師の世界が展開したりして、多方面から楽しめる。フルオプションの大河ミステリーロマンといったところだろうか。ただ、なぜかタイトルの「向日葵」だけは印象薄いんだけどね。

私的には、真剣の旅のカラクリ(ネタバレになるので多くは書かないけど)にイタク感動した。そんな手があったのか、と。オススメの一冊だと思う。

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たまにはブログを書かないとね、一か月ぐらい空いちゃったかな、と思ったら前回の記事は9月8日。二か月以上も経過していた。新しいことにチャレンジしている最中だけど、「いまはこんなことをしてるよ」と書けるほどの成果が上がっていない、というかむしろアセっています。もう少し形になったら、ブログの記事にするつもり。

盤上の向日葵(上) (中公文庫)

盤上の向日葵(上) (中公文庫)

  • 作者:柚月裕子
  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: Kindle版
盤上の向日葵(下) (中公文庫)

盤上の向日葵(下) (中公文庫)

  • 作者:柚月裕子
  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: Kindle版

ごく私的評価: ★★★☆☆