読書メモ:『悪いうさぎ』(若竹七海/文春文庫)
前回メモを書いた『依頼人は死んだ』と一緒に買ってきた本。『依頼人は死んだ』は自分的にイマイチだったので、『悪いうさぎ』も敬遠していたけど、こちらは面白いじゃないか。一気に読んでしまった。けっこうページ数あるけど、飽きさせずにぐいぐい引っ張っていく。
だけど、何となく味が悪いストーリーだよな。やっぱりちょっと変わった感性をもっている作者だな。あと、細かいことだけど、家政婦さんがその家の主人のことを「旦那さん」とは呼ばないんじゃないの。普通は「旦那さま」だと思う。あと、一段落を「ひと段落」と書いてあったような気がする。
録画してあったNHKのドラマ版『悪いうさぎ』を見始めたけど、原作を知っていると、また違った楽しさがありますね。
- 作者:若竹 七海
- 発売日: 2004/07/09
- メディア: 文庫