未読手帖Ⅱ

  ― 読書とお散歩の日々、ときどき仕事。 ―

読書メモ:『検事の本懐』(柚月裕子/角川文庫)

またまた放置してしまった。一か月ぐらい前に読み終わっているというのに今頃読書メモを書いてるなんてね。

全五話の連作短編。初めて読む作家さんで、パラパラとめくってみた感じが良かったので買ってみた。なかなか本格的で「当たり」という感じ。

風采が上がらないけど一本芯の通った職人気質の佐方検事が主人公。なかなか珍しいタイプじゃないかな。検事としての着眼の面白さというか、意外な展開にページをめくる手が進む。続けて他の作品も読んでみたい。

検事の本懐 (角川文庫)

検事の本懐 (角川文庫)

ごく私的評価: ★★★☆☆